親に捨てられて施設で育ち、人間不信に陥っていた少女(藤沢瑠璃)が小さな島の過疎化により廃校の危機に見舞われている小学校を存続させるために里子を探していた仲間勇造と出会い社会から捨てられかけた沖縄県八重山諸島の孤島へ渡るところからドラマは始まる。
島の住民と都会育ちの少女はなかなか気持ちが通い合わず、いろいろなトラブルを発生させるが、島の生活を通じて徐々に心が打ち溶け合ってくる。
やがて、藤沢瑠璃はこの小さな島に無くてはならないような中心的な人物として成長して行くドラマである。
●このドラマの本来のテーマは、離島の過疎化と他県(本土)から来た少女と島民の難しいコミュニケーションを描きたかったのだと思うが、少女がなかなか島民に受け入れてもらえない、いらだちに嘘をつき腹痛を訴えるシーンがあります、この病気騒ぎを、里子の母親役は救急ヘリの要請をする、このように小さな離島ではちょっとした腹痛であっても、もし盲腸のような病気であったら大変なことになるため、救急ヘリの出動までしなくてはならない、離島の医療問題を考えさせられる内容であった。
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